日本ではすでに「60歳で定年退職する人」は少数派であり、政府もまた、シニアの雇用を促進するよう体制の整備を進めています。一方、高額な人件費に頭を痛めている企業の多くは、再雇用された労働者に「非正規で働いてもらう」という方法を取っているのです。
実際、定年退職前は年収1000万円を超えていたような管理職の方が再雇用で年収200万円台に下がってしまう、などということもあります。納得できないと思われるかもしれませんが、かといって再就職するあてもない、起業する用意もない以上は、今いる会社にできるだけいるしかない……となるでしょう。