高齢になるにつれ、次第に年賀状のやり取りを続けることに負担を感じるようになる方もいるのではないでしょうか。
終活年賀状とは、年賀状じまいとも呼ばれ、年賀状のやりとりは今回を最後に、そして来年からは出さないことを伝える挨拶状を指します。
 パソコンやスマートフォンを使った交流に挑戦するシニア世代が増え、・・こうした変化も、世間で年賀状じまいが話題となってきている背景のひとつといえるでしょう。
終活年賀状、いわゆる年賀状じまいのメリットとデメリットについて、実際に取り組んでいる方の事例もふまえてご紹介します。
 終活年賀状を準備する時期は、全員にあてはまるような「適齢期」がはっきりと決まっているわけではありません。
たとえば会社勤めの方であれば、仕事を中心とした人間関係が終盤にさしかかってくる、50代から60代くらいが最初の検討の時期になるかもしれません。また、定年退職や、古希や還暦などの祝い年といった、明確で相手にもわかりやすいタイミングを選択するのも、きっかけとしては利用しやすいでしょう。