身内が亡くなると、残された家族は相続の手続きなどで様々な書類や資料を用意しなくてはならない。それがどこにあるか分からないとなると、手間がかかるうえに、見つからなければ大きな“損失”となる。
何をどこに保管していたのか、メモひとつ残していなかった。・・通帳やキャッシュカード、印鑑なども分かりやすいところには全く見当たらない。
遺産が総額でいくらなのかも把握できないし、保険証券もない。兄弟で家中の引き出しや仏壇の裏まで探し回って、土地の権利証だけは出てきたけど、預金類や保険証券は見つからなかった。銀行に電話して口座を探すなど、大変な手間がかかったし、保険については早々に諦めてしまいました。
父親が亡くなった後、1年経ってから本棚の後ろに隠していた金地金が見つかったんです。相続税の申告は済ませた後だったから、何か手続きが必要かを調べるのも面倒だったし、この調子だと恐らく見つけられていない遺産がどこかにあるのでしょうね……