「後悔しない終活」とは改めて何か。・・
「家族はどんなに頑張っても、必ずといっていいほどなんらかの後悔をする」という。なぜなら「これでよかったよ。ありがとう」といってくれる人はもうこの世にいないからだ。・・
亡くなる本人も、もっときちんと準備しておけばよかったと後悔していたかもしれない。その後悔の度合いを減らすにはどうしたらよいか。それは「自分の思いを託す人を見つけ、その人に準備をしたことや希望したいことを伝えておくこと」だ。託す人は多くが家族だろう。おひとり様なら、誰か託す友人を見つけておく必要がある。
エンディングノートや遺言をいくら書いても、それがタンスや戸棚の奥にしまわれ、誰も気づかなかったら意味はない。コロナの影響が続いているが、今後、久しぶりに実家の親と会ったり、離れている家族と会ったりする人もいるだろう。終活について相談するチャンスだ。まずは話すことが、後悔の少ない終活につながることだと思う。